距離感

朝から南武線が止まって講習に遅刻しかけたとんわたです。

 

 

近鉄壁に付箋を貼り始めました。

 

2度と触れなくていい単語以外全部に貼っていたらとんでもない量になっていましたが、元々2000語以上ある単語帳なので見かけの圧迫感に気圧されないようにしたいと思います。

 

 

せっかくなのでブログを書くたびに一曲何かおすすめの曲でも紹介したいと思います。

 

偏りがすごい上に有名曲ばかりだと思いますが知らない曲があれば是非聞いてみてください。

 

ということで今回の一曲。

 

涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~
/サザンオールスターズ

 

最近日に10回くらい聞いてます。サザンの夏曲の中でも特に有名なものの一つです。

 

情景描写が抽象的ですが、そこがまた想像を掻き立てます。

 

 

 

さて、今更本題に入りますが僕はD期間、京大英作文の授業を受けています。

 

京大英作文は基本的に4つに分類できます。

 

1.和文英訳

 

2.和文英訳の一部分が空欄になっていて、その部分を前後の主張との一貫性を保った上で英作

 

3.英語で行われている会話の一部分が空欄になっている英作

 

4.あるテーマに関する自分の意見を英作

 

京大の英作は二問出題され、ここ数年来一問は1.型、もう一問はそれ以外のいずれかの型が出題されています。

 

しかし2020年の入試では手紙を自力で作る問題が出題されました。

 

手紙の書式なんて勉強してなかった僕はここでかなりの失点したというわけです。

 

一つでも知らなかったら落ちると思え。

 

駿台の某師の教えの通りだと思います。

 

あのツンデレ、言ってることは信じられないくらい的を得ています。

 

 

1.2.の型では当然問題中に日本語の文章が出てくるわけですが、この文章がまた難しい文章なのです。

 

単純に直訳するだけでは当然点数などもらえるはずもなく、英訳する前に日本語の文章を噛み砕いて平らなものにしないといけません。

 

例えば、日本語の「苦手」という単語には『不得手である』というニュアンスと『扱いにくい事象と相対することに気が進まない』というニュアンスがあります。

 

当然この二つは英語にすると違う表現になるわけなので、きちんと考えないといけません。

 

そこで重要になってくるのが距離感です。

 

これは読解にも言えることだと思いますが、英語と日本語、あまりに違いすぎる二言語のどちらと距離が近すぎてもプレーンな訳出、解釈になりません。

 

 

京大英語は日本語と英語、二つの言語を媒介としてその人の本質的な言語力、つまり言語に対する距離的なバランス感覚(これは一言語でも複数の言語でもですが)を試しているのだということを改めて実感しました。

 

読解問題と英作だけでこれがすべて測れてしまうから余計な問題はいらない。

 

という二つの意味でスマートなところが、京大が僕の心を惹きつける理由のうちの一つであることは疑いの余地がありません。

 

 

人間関係や昨今のご時世と同じく、言語においても距離感がとても肝要なんですね。

 

受験で学校が何を求めているかの理解を深めることは大切ですが、評論家になりすぎるのは良くないのでこのくらいで。